毎年1回は行っている五嶋みどりんのリサイタル。今年はなんと国内の公演は北上市で9月に行われる1回のみなので、行ってきましたよ、北上まで。
こまちにのりかえ
東北新幹線で仙台より北へ行ったのはいつかなぁ～と記憶を辿ってみたら、わりと最近に行っていたのを思い出した。でもあれは取材で日帰りだったから、行っただけという感じであった。
今回は仕事とは無縁なのでのんきに構えていたが、東京駅まで行って切符を買おうと思って往生。油断してた、連休なので指定席が満員じゃ～
しかたがないので、自由席を買って各駅停車のようなの（やまびこ？）に乗って仙台まで。仙台からはこまちがくっついたはやぶさだかなんだかに乗り換え（電車に興味がないので種別がよくわからない）て、トータルで4時間くらいかけて北上に到着した。北上駅は予想どおり閑散とした駅だったｗ
速い列車に乗れば日帰りにもできたけど、せっかくだからホテルを取ってみた。北上シティプラザ。適当に取ったけど、結婚式場もあるようなきちんとしたホテル。駅から遠いのが難で、まだ暑い九月に駅から歩いたら倒れそうになったんで、できれば駅からタクシーに乗った方がいいだろう。一度もタクシー使わなかったけどｗ
ホテルに聞いたら早めにチェックインさせてもらえたので、部屋に荷物を置いてちょっと休憩。窓からは北上川が見えて景色は最高。しかし5分も見ていたら飽きた。それよりも、朝からなにも食べてないのでかなり空腹である。駅まで行って食べるところを探すことも考えたが、また戻ってくるのも微妙であるな～と、部屋を出て館内をぶらついてみたら、和食のレストランが結構よさげであるので、こちらで昼食を取ることにした。
北上シティプラザは和食の他に中華、洋食のレストランがある。適当に選んだにしては立派なホテルであるｗ
その和食処「日高見」で旬彩弁当を。1500円ほどなので、大して期待していなかったが、バカにしてすまんかった、うまいわここ。空いているし、眺めもいいし、いいお昼ご飯でちた。
ご飯を食べたら、まだ少し時間はあるものの、リサイタルに向かう。ホールはさくらホール。花巻市の人に「北上にコンサートに行く」と話したら「さくらホール？」と返答があったくらいなので、この周辺ではそこそこ有名らしい。ホテルとは駅を挟んでさらに2キロ以上ある。とはいえ、起伏はないし、歩けるだろうと踏んで、ホテルから歩いてみることに。
駅向こうには青柳町という、北上では一番の繁華街（飲み屋街）があるのだが、昼は当然その手のお店は開いていない。パブやスナックみたいな飲み屋ばかりであまりおもしろくはなかったが、ボロい店の写真を撮ったのでヨシとしよう。
さくらホールは噂に違わず立派なホールで、音響もなかなか。リサイタルはやや難しい曲も多かったが、お客さんもきちんとついてきててよい演奏でした。東京から来ている夫婦が周りにけっこういたのにはちょっとびっくり。みんな日帰りのようだったなぁ。
コンサートのあとのMeet&Greetはすっとばして、歩いて1キロほどのところにあるショッピングセンターへ行き、日本酒などを買ってからバスで駅まで戻る。
駅周辺に行けば食べるところくらいはあるだろうと思ったのだけど、どうもぴんと来る店があまりない…ので、なんとホテルに戻ってホテルで食べることにした。それも同じ店でｗ
夜の日高見は昼ほどお得なわけではないが、混んでいなくて快適だし、サンマの刺身やなにやらみんな美味しかったのでヨシとしよう。そのまま上に上がって寝るだけなので楽なことこの上もない。ちなみに日高見というのは、日本書紀では東北の辺境全般あるいは蝦夷あたりを指す言葉らしいが、平安時代には北上川流域を示す言葉として使われたとか何とか。北海道の日高もその名残とのこと。日本酒で日高見というブランドがあって割と有名かな（ここにもおいてあった）。
さて翌日は朝早くから花巻空港へ。
東京へまっすぐに帰るのではなく、名古屋経由で帰るのだ。なぜか？ 特に寄り道をする理由はないのだが、しいていえばFDA（フジドリームエアライン）に乗ってみたかったから。ついでにFDAは事前予約しているとなかなかお安い（名古屋まで1万円ちょっと）。
空港行きの乗り合いタクシーというかリムジンというか、直行で1500円だかでいけるシステムがあって、それを事前に予約していたのだが、来たクルマはただのタクシーで、運転手はシートベルトしないわ、信号でエンストするわと、ちょっと珍しい経験だった。
西の方から台風が来ていて東海地方に接近しており出発を危ぶんだのだけど、別に問題はないらしい。時間どおりにチェックインが始まり、そのままFDAの機上の人に。
FDAで使っているのはエンブラエルというブラジルの飛行機で、翼端にフラップがついている。いわゆるF1でいうところの翼端板である。最初からついている機種は珍しいから写真撮ってみたり。
雲の上ではそうでもなかったが、降下を始めると、やはり台風の影響で結構揺れた。県立名古屋空港（小牧）では、久々にタラップを降りて地上を歩く。空港からはバスがあり、さして時間がかからず名古屋に。ここでもう一泊して帰ろうと思っていたのだが、どうも台風の接近が翌日にピークになりそうなので、ホテルはキャンセルして、夜帰ることにした。名古屋の変なお友達しましまを呼び出して昼から酒の予定。その前に、ホテルをキャンセルしたり、帰りのチケットを予約したり。
しばらくして現れたしましま、「昼から飲める～」とにやけて酒を頼む様子が不気味。最初は居酒屋で飲んでいたが、途中で切り上げて手羽の店で飲み直し。延々と飲んでいたのでなにを話したかよく覚えていないが、「ラッコにはジャンボタニシでも食わせておけばいい」というネタが妙に盛り上がった記憶が。
さんざん飲んだあと、そのまま名古屋に行って新幹線で帰宅。台風の影響はなんとか逃れました。しかし、名古屋は飲んだだけでなにしに行ったのやらｗ
